
不登校や行き渋りは、決して珍しいことではありません。
その背景には、学校生活でのストレスや環境の変化、こころの不調、発達障害など、さまざまな要因が関係していることがあります。
不登校の状況や背景は一人ひとり異なるため、一律の対応ではなく、お子さまの状態に応じた対応を考えていくことが大切です。
芦屋市のひびきこころのクリニックでは、心療内科・精神科・児童精神科として、お子さまや保護者の方からのご相談をお受けしております。

![]() |
朝になるとお腹が痛くなったり、頭痛や吐き気が出たりする |
![]() |
学校に行こうとすると体調が悪くなる |
![]() |
学校を休む日が増えてきた |
![]() |
登校時間になると不安や緊張が強くなる |
![]() |
部屋に閉じこもりがちになった |
![]() |
イライラしたり、落ち込みやすくなった |
![]() |
昼夜逆転して生活リズムが乱れている |
![]() |
友人関係や勉強のことで悩んでいる |
![]() |
保護者の方も接し方に悩んでいる |
不登校の背景には、一つの原因だけではなく、複数の要因が関係していることがあります。
進学や進級、クラス替え、友人関係、勉強の悩みなど、学校生活の中でのさまざまな出来事が負担となることがあります。
強い不安や気分の落ち込み、ストレスなどから、学校に行こうとすると心身の不調が現れることがあります。
ADHD(注意欠如・多動症)や自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害によって、集団生活や対人関係、学習面で困りごとを抱えやすくなり、学校生活に負担を感じている場合があります。
また、本人も周囲も気付かないまま頑張り続けているうちに、心身の不調がみられることもあります。
不登校の診療において大切なのは、無理に学校へ行くことを目標にするのではなく、お子さまの状態や背景を丁寧に把握し、一人ひとりに合った対応を考えていくことです。
当院では、お子さまや保護者の方のお話を伺いながら、必要に応じて以下のような診療やご相談を行っています。
![]() |
現在の困りごとや生活状況についての診察 |
![]() |
不安や気分の落ち込みなど、こころの不調に対する治療 |
![]() |
ADHDなど発達障害に関するご相談 |
![]() |
必要に応じた心理検査や各種検査 |
![]() |
お子さまの特性や状況に応じた対応方法のご提案 |
![]() |
必要に応じた薬物療法 |
![]() |
保護者の方からのご相談 |
心身の状態を整えながら、お子さまご本人のペースを大切にし、一人ひとりの状況に応じた治療やサポートを行ってまいります。
不登校への対応は、ご家庭ごとに状況が異なるため「これをすれば必ず解決する」という一律の方法はありません。ただし、医療機関としての診療経験から、多くのご家庭に共通してお伝えしている関わり方のポイントがあります。
不登校のきっかけは、友人関係や勉強の悩みなど一つの出来事に見えても、実際にはいくつかの要因が重なって生じていることが少なくありません。原因を一つに絞り込んで追及しようとすると、お子さま自身が「うまく説明できない」ことに負担を感じてしまう場合があります。
原因探しよりも、今のお子さまの状態を丁寧に把握することを優先していただくことをおすすめしています。
「早く学校に戻ってほしい」という保護者の方の思いは自然なことですが、登校を急かすことでお子さまがさらに強いプレッシャーを感じ、かえって心身の不調が長引いてしまうこともあります。
まずは今の状態をありのまま受け止め、お子さまが安心して過ごせる環境を整えることが回復への第一歩になります。
不登校が続くと、昼夜逆転など生活リズムが乱れやすくなります。
生活リズムの乱れは、こころの不調をさらに悪化させる要因にもなり得るため、睡眠・食事など基本的な生活習慣を整えるサポートも診療の中で行っています。
「学校を休みがちだが、まだ受診するほどではないかもしれない」と迷われる保護者の方も少なくありません。しかし、体調不良や気分の落ち込みが2週間以上続いている、生活リズムが大きく乱れている、といった様子がみられる場合は、早めにご相談いただくことをおすすめします。
早期に対応を始めることで、お子さまの負担を軽くできる場合があります。
診療と並行して、ご家庭での関わり方を少し見直していただくだけでも、お子さまの安心感につながることがあります。例えば、学校の話題を無理に切り出さない、できていることに目を向けて声をかける、お子さまのペースを尊重するといった工夫です。
ただし、ご家庭だけで抱え込む必要はありません。関わり方に迷われた際は、診療の中で具体的な方法を一緒に考えていきます。
不登校のお子さまへの対応に意識が集中する中で、きょうだいの気持ちや、ご家族全体の生活バランスが後回しになってしまうこともあります。ご家族全体が無理なく過ごせるよう、必要に応じて家族間の関わり方についてもご相談いただけます。
お子さまの状況によっては、学校のスクールカウンセラーや担任の先生との情報共有が有効な場合があります。当院では、保護者の方のご希望に応じて、診断書の作成など学校との連携に必要な対応も行っております。
登校を再開した後も、緊張や疲れから再び体調を崩しやすい時期があります。当院では、登校が再開した後の様子も引き続き診療の中で確認しながら、必要なサポートを継続して行っています。
「登校できたら終わり」ではなく、お子さまが無理なく学校生活を続けられるようになるまで、経過を見守ります。